10月4日
一度は行ってみたかった栂池自然園
白馬三山をバックに見れる紅葉
撮りたいな~
見たいな~
ということで緊急出動!!
夜勤明けの私は帰宅後ザックの準備と機材の準備をして
妻の帰宅を待つ
いつも残業で遅くなる妻もこの日は定時で終わらせ
10月4日19時 出発!
いつもより早いから下道で行こうと言い出す妻
国道299号線をひたすら運転する妻
気の迷いに気が付いたのは佐久に着いてから
ここまで費やした時間は約4時間
最初から高速道路を使用していたらもう着くころ
現在時刻は23時
ここから高速道路を使っても3時間もかかることを知り
素直に佐久穂ICに向かう
途中SAでお腹を満たし白馬の道の駅に着いたのは2時
10月3日の11時に起きてから39時間
やっと眠れる
4時間後起床
コンビニで買い物してゴンドラ乗り場に向かう私達・・・。
目次
栂池自然園

標高1900m~2000mに広がる栂池自然園へはゴンドラとロープウェイを乗り継いでいきます。日本有数の高層湿原で数百万年以上もの長い年月をかけてできた4カ所のそれぞれ特徴のある湿原と数百種類にも及ぶ花々や高山植物が咲く大自然です。秋には黄金色の草紅葉や赤色のナナカマド・黄色のダケカンバなど素敵な紅葉が見れます。
栂池自然園の開園は、6/10(土)~10/22(日)です。
つがいけロープウェイ
栂池自然園にはゴンドラとロープウェイを乗り継いで行くことができます。
運賃はゴンドラ&ロープウェイ&入園料往復で大人3700円
モンベル会員は200円引きの3500円(会員証1枚で5人まで割引き)
栂池高原駅(標高839m)からゴンドラ「イヴ」に乗って
栂の森駅(標高1582m)まで全長4120mを20分かけて
高低差625mを一気に上がります。
栂の森駅から5分ほど歩いて
ロープウェイ乗り場の栂大門駅到着
全長1200m、高低差284mを約5分で移動
自然園駅(標高1829m)に到着です。
2023年紅葉
今回の脱楽夫婦は弾丸栂池自然園のハイキングです
晴れれば白馬三山と紅葉のコラボが見れる美しい景色を
期待していたんですが願い届かず今日は曇り時々雨
気持ちを切り替え準備をします。
私たちはモンベル会員なので往復チケット200円引きで
一人3500円×2人=7000円で購入
ゴンドラに乗車します。
ゴンドラが標高をあげるにつれて外はどんどん白くなってきて
「まいったなこりゃ」
既に視界ゼロ(@ ̄□ ̄@;)!!
スマホで天気予報を何度も確認する二人
変わらぬ予報に笑うしかない
栂の森駅に着きロープウェイ乗り場の
栂大門駅まで歩きます。
ゴンドラ下りたら外はやっぱり真っ白

根拠のないきっと晴れるだろうと信じて

ガスってますが幻想的で気分が盛り上がってきました(笑)

5分ほど歩くとロープウェイ乗り場に到着です。

ロープウェイの乗車時間は5分
あっという間に自然園駅に到着
栂池自然園入り口に向けて約400mの
舗装された坂道を歩きます。
木に付着している「サルオガセ」を見ることができます
サルオガセとは松などに着生する地衣類(ちいるい)という菌類と藻類の共生生物です。
空気中の水分と光合成で成長します。

こんな小さい木にも付着していました!

最初に見えてきたのは栂池ヒュッテ
2023年は営業休止だそうです

隣にあるのは栂池山荘
来年は宿泊して星空も撮りに来たい

ここで素敵な老夫婦との出会いがあり
お話を聞くと20年ぶりに来たらしく
前回は晴れていて青い空に彩られた紅葉と
白馬三山がとても素晴らしかったと
笑顔で話されていました。
今日は残念な天気だけどこれも貴重な体験だから
楽しんでねと笑顔と言葉に励まされましたね(^^♪

ビジターセンター内を抜け入口に到着
ここから栂池自然園のスタートです(๑ •̀ω•́)۶ファイト!!

ドキドキワクワク
雰囲気最高
こんな栂池も珍しいと途中スタッフの方にも言われたし
こうなったらガスの栂池をとことん楽しむぜ
第1湿原
水芭蕉湿原です。季節は違うので水芭蕉は見れませんがきれいな草紅葉が
ガスの効果で神秘的です。



第2湿原
ワタスゲ湿原
今回1回目の奇跡
数秒ガスが抜けると
その瞬間に見える景色に夫婦で
「うぉ~」と自然に声がでる

そして歩きやすい木道も栂池自然園の魅力です。


第3湿原
浮島湿原まではちょっとした登山道になります



撮影止まらず前に進めない(笑)



浮島湿原手前の三又

左回りで行ってみることにする
今日はガスが晴れることはないな

ガスで視界が悪いこの状況でもとても楽しそうで
盛り上がるおばさまたち

ここで今日2回目の奇跡
ガスが一瞬だけ抜けると


本当に一瞬の奇跡
数秒でガスで真っ白になります
ちょっと白黒で撮影


ここから約1㎞歩くと栂池自然園最高地点
2020mの展望台に着きます。
ヤセ尾根と名付けられた急坂の階段があるので
心の準備をしてから進みましょう(笑)


本当に楽しい栂池自然園
秋だけでなく春も夏もきたくなります。
急階段手前にあったこの植物はなんていうのでしょうか?
花期は終了しているようです

ヤセ尾根の急な階段も
最高地点の展望台もガスで景色が何も見えなかったので
写真を撮り忘れちゃいました
結構きつい階段でした(p・Д・;)アセアセ
この先に第4湿原
展望湿原があるので休まず進みます
ここから先は木の根がむき出しの道になるので
気を付けて歩きます。
ここで3回目の奇跡が起こります
着いたときはガスで見えなかった周りの景色も
粘って待っていると一瞬ガスが抜けて
杓子岳が顔を出しました
「来た甲斐あった~」



だいぶこの場で粘りました(笑)
来たルートとは逆のルートで戻ります
それにしても紅葉がきれいです






帰りは45分で戻って今回の栂池自然園の紅葉ハイキングは終了です
今回貴重なガスの中の紅葉を経験できたので来年は
晴天の栂池自然園を楽しみたいですね

栂池自然園のQ&A
アクセス
電車の場合
新宿から
中央東線特急・大糸線利用で約4時間、白馬駅または白馬大池駅下車
大阪・名古屋から
新幹線利用で約1時間、名古屋駅下車。中央西線特急・大糸線利用で約4時間、白馬駅または白馬大池駅下車
金沢から
北陸本線特急・大糸線利用で約2時間30分、白馬大池駅下車
松本から
大糸線利用で約1時間40分、白馬駅または白馬大池駅下車
車の場合
東京方面から
長野自動車道・安曇野I.Cから国道147号・148号利用で約5時間
大阪・名古屋方面から
名神高速小牧J.Cで中央高速へ。安曇野I.Cから国道147号・148号利用で約6時間
金沢方面から
北陸自動車道・糸魚川I.Cから国道148号利用で約3時間
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白馬乗鞍岳の火山活動に伴って階段状の断層ができ栂池自然園の平坦面が形成されました。その平坦面に窪みに池ができミズゴケやワタスゲなどの植物が自生しました。こうした植物が枯れても寒冷な気候条件のもとで腐ることなく泥炭化しその上に新たな植生が生まれ長い年月をかけて湿原が生まれました。